IDOL 3.0 PROJECT(アイドル3.0プロジェクト)とは?
「IDOL 3.0 PROJECT」とは、2023年3月に始動した次世代の活動領域を念頭に置いたアイドルグループプロジェクトです。
発足会社及びアイドルグループ所属会社は、株式会社OVERSE(オーバース)です。
そしてアイドルグループの総合プロデューサとして、48シリーズや坂道シリーズなど数多くのプロデュース実績と豊富な経験をもつ秋元康氏が就任したことでも話題となりました。
2023年4月にアイドルグループのメンバー募集が開始され、2023年秋ごろデビューします。
そのプロジェクトの運営には、キングレコード株式会社やAKB48、乃木坂46、日向坂46、IZ*ONE、=LOVEなどの人気アイドルグループの育成に関わったスタッフが多く参加するなど、先鋭スタッフ主導のもと、キングレコードをレーベルとして活動を開始することになります。
ブロックチェーン技術とメタバースを利用したリアル&バーチャルのアイドル活動
アイドル活動といえばライブイベント興行を主軸として、撮影会、握手会など直接アイドルを観る・交流するといったイベントの在り方が一般的です。
さらにコロナ禍に入り、ミーグリなどネット上でのお話会やライブ配信も取り入れ活動していますが、IDOL 3.0 PROJECTは、従来のリアル系イベントなどを行いながらもメタバースなどのバーチャル空間での活動にも力をいれていき、新たな活動拠点を開拓していきます。
メタバースでは、現実世界を模倣し発展させた街並みや建造物など、デジタルツイン(現実の模倣)が実現され、メタバース内に設けられた仮想コンサート会場や仮想スタジオ、仮想店舗などにおけるアイドル活動が展開されます。
さらに、メタバースでの従来のアバターを用いた交流だけでなく、現実世界では実現困難な新たな形でのファンと実在のアイドルグループメンバーとの様々な交流イベントが展開されるもようです。
海外ファンの獲得も念頭に置いたアイドルグループ
少子高齢化に伴い若者が少なくなり、新たなファン層を獲得する必要があるとして海外のファン獲得にも力を入れて活動していきます。
楽曲自体は、日本語で制作し歌いますが、新たな活動拠点となるメタバースやwebサイト、SNS等のネット上のコミュニケーションは多言語で行っていく予定です。
日本国内はもちろん、全世界のファン同士またはファンとアイドルグループメンバーが参加するコミュニティ空間を作り、情報交換など様々なコミュニケーションの場が作り出されます。
さらにそこではAIを活用したコミュニケーションサポートが検討されています。
暗号資産(仮想通貨)の「NIDT」を中心としたエコシステム
プロジェクトを発足した株式会社オーバースは、「Nippon Idol Token」という暗号資産(仮想通貨)を発行します。
この暗号資産「NIDT」を中心にアイドルを持続的に応援するためのエコシステムが構築されます。
- NIDTを保有
- NIDTの保有状況で推し活NFTを取得
- 集めた推し活NFTに応じてレベルアップする
- レベルに応じた権利がもらえる
- 経済圏が大きくなり、新たにエコシステムに参加するアイドルグループ等が増える
- NIDTが欲しい人が増える
レベルに応じて獲得できる権利とは、
- レアグッズの獲得
- 通常グッズ購入時の割引
- 限定リアルライブ参加権
- チケット当選率アップ
- 専用トーク会招待
- メタバース上でのファンミーティング参加権
- セットリストや衣装の決定投票権
他にも様々な権利がレベルに応じて付与されるシステムです。
さらにNIDTを持ってない人にも、推し活ポイントがあります。
SNSでの広報宣伝やともだちを招待、ライブチケットを日本円で購入するなど様々な行為で推し活ポイントを獲得でき、これをNIDTポータルというプラットホーム上で評価されます。
推し活ポイントのレベルに応じて権利NFTを獲得し、前述したような権利行使に利用できます。
このようにIDOL 3.0 PROJECTは、様々な施策を用いてアイドルグループに対する次世代の関わり方や応援の形を創出します。
Nippon Idol Token(NIDT)(ニッポンアイドルトークン)とは?
Nippon Idol Token(NIDT)(ニッポンアイドルトークン)とは、株式会社オーバースが発行する暗号資産(仮想通貨)です。
従来のアイドルグループでは、そのプロジェクトへの資金提供者が大手芸能事務所や放送局、広告代理店などでした。
しかしそれでは資金提供者の営業方針の影響や発言力の大きさにより既得権益が優先され、ファンが望むようなプロデュースを行うには不十分でした。
そこでNIDTを発行し、一般利用者から資金調達を行うことによってより自由で創造的なアイドル活動の発展を目指すことができるようになります。
NIDTを発行し、流通を図ることで資金調達~アイドルグループを運営、応援する用途で使用されます。
- 名称:Nippon Idol Token(NIDT)
- 発行者:株式会社オーバース
- 規格:イーサリアム(ERC20)
- 総発行枚数:10億枚
Nippon Idol Token(NIDT)(ニッポンアイドルトークン)を購入できるのは、DMM Bitcoinだけです。
NIDTはIDOL 3.0 Project内で流通される暗号資産で、様々な用途での使用が予定されています。
前述した権利以外にも下記のような用途があります。
- アイドル活動の運営の一部における意思決定(投票権)
- アバターやNFT等のデジタルグッズの購入
- 物販等の購入
- コンサート・イベント等のチケットの購入
- メンバーへの投げ銭
NIDTは2023年3月からIEOが行われ、3億枚のNIDTの発行、流通と同時に事業資金調達が開始されました。
その結果、約2億枚のNIDTが購入され、販売金額は10億円を突破する結果となりました。
国内IEOが10億円を超えたのは2例目です。
IEOにおけるNIDT購入者には、グループメンバーの選出投票権やファイナリスト約100名によるお披露目イベントへの参加権、シリアルナンバー付きNFT獲得などの権利が付与されたようです。
株式会社オーバースは、事業の進捗をみながら再びIEOを実施する可能性を見極めるとのですが、今のところ再度のIEO実施の予定はないとしています。
「IDOL 3.0 PROJECT」(アイドル3.0プロジェクト)におけるアイドル活動と他企業との取り組み
日本直販株式会社と戦略的パートナシップ構築の合意
日本直販の商品販売で暗号資産NIDTを活用することについて検討する戦略的パートナシップが㈱オーバースと日本直販㈱との間で合意されました。
また、「IDOL3.0PROJECT」のアイドルグループに関するコンテンツの利用に関して、多方面にわかる研究、検討も行われます。
株式会社TBMをSXパートナーに認定
㈱オーバースは「SX(サスティナビリティ・トランスフォーメーション)パートナー」として、㈱TBMを認定しました。
「IDOL3.0PROJECT」におけるアイドル活動で、TBMが開発した環境配慮素材LIMEXを推進し、持続可能な社会の実現を目指します。
今後オフィシャルグッズやCD/DVDパッケージ、写真集などにLIMEX製品を導入が模索されます。
アイドルメンバーの健康管理のため、株式会社ウェルネスと合意
「IDOL3.0PROJECT」ではメンバーファーストを掲げ様々な施策を行いますが、その一環としてメンバーのメンタル面を含めた健康管理のため、㈱ウェルネスと合意しました。
ウェルネスは、アプリを用いた専属の医師によるカウンセリング業務を提供しており、2社で共同してメンバーの健康管理のための手法を探求する模様です。
株式会社gumiおよび株式会社東京通信グループとメタバース・web3.0の戦略的パートナシップ構築を合意
㈱オーバースと㈱gumi、㈱東京通信グループは、web3.0やメタバースにおける展開可能性やそれらの活用について、共同で検討する戦略的パートナーシップ構築を合意しました。
新しいアイドルグループのメタバースやweb3.0での活用を3社で探求することになります。
まとめ
アイドル戦国時代と言われる昨今、アイドルグループの運営の在り方や応援の仕方もアップデートし、次の時代に入る過渡期になっていることが伺われます。
Nippon Idol Token(NIDT)(ニッポンアイドルトークン)を購入できるのは、【DMM Bitcoin】だけです。
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