bitFlyer(ビットフライヤー)とは?
ビットフライヤーとは、2014年に設立された株式会社bitFlyerが運営する暗号資産(仮想通貨)取引所です。
2021年の預かり資産が5732億円を突破し、ビットコイン取引量が6年連続No.1といった大手の取引所になります。
ビットフライヤーとはどんな特徴を持った取引所なんでしょうか?
その特徴を見てみましょう。
bitFlyer(ビットフライヤー)の4つの特徴
- 21種類の暗号資産を、最低1円から売買できる
- 多くの手数料が無料
- 売買だけじゃない充実したサービス
- 安心・安全の堅牢なセキュリティ
21種類の暗号資産を、最低1円から売買できる
ビットフライヤーは、ビットコインを筆頭に21種類の暗号資産を最低1円から売買できます。
低価格から取引できるので、初心者でも少額から少しずつ始めていけます。
ビットフライヤーでは、以下の21種類の通貨を取引できます。
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
イーサリアムクラシック(ETC)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
モナコイン(MONA)
リスク(LSK)
リップル(XRP)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
ステラルーメン(XLM)
ネム(XEM)
テゾス(XTZ)
ポルカドット(DOT)
チェーンリンク(LINK)
シンボル(XYM)
ポリゴン(MATIC)
メイカー(MKR)
ジパングコイン(ZPG)
フレア(FLR)
シバイヌ(SHIB)
パレットトークン(PLT)
多くの手数料が無料
ビットフライヤーでは、口座の保有や取引から生ずるほとんどの手数料が無料です。
これらほぼ全ての手数料が無料なのは、かなり大きいメリットだと思います。
口座開設手数料
口座維持手数料
日本円振込入金手数料(振込入金時にかかる銀行手数料はかかります)
日本円クイック入金手数料(住信SBIネット銀行からのみ)
暗号資産(仮想通貨)入金手数料(入金時にマイナーに支払うマイニング手数料は必要です)
暗号資産(仮想通貨)出金手数料
販売所での売買手数料
ただし、以下の手数料は必要です。
住信SBIネット銀行以外からのクイック入金:330円/件
日本円の出金手数料(三井住友銀行への出金):220円(3万円未満)、440円(3万円以上)
日本円の出金手数料(三井住友銀行以外への出金):550円(3万円未満)、770円(3万円以上)
取引所での売買手数料(通貨により違います)
bitFlyer Lightningの売買手数料
売買だけじゃない充実したサービス
ビットフライヤーでは、ただ通貨の取引をするだけじゃなく様々なサービスを利用することができます。
bitFlyerかんたん積立
bitFlyerかんたん積立とは、通貨と期間と購入額をあらかじめ設定することで、ビットフライヤーが自動的に決められた通貨を決められた期間と購入額で、購入するサービスです。
少額からコツコツと自動的に買い増していくので、暗号資産(仮想通貨)のドルコスト平均法が実現できます。
Lightning Futures(ビットコイン先物)
Lightning Futures(ビットコイン先物)とは、先物取引をビットコインで行う取引手法です。
先物取引では、あらかじめ決済期日と売買額の約束だけをして、期限までに決済を行う予約取引です。
購入だけじゃなく、通貨を売ることもでき取引の自由度が高い取引手法ですが、期限になれば自動的に決済されます。
また、レバレッジをかけることもでき、ビットフライヤーでは証拠金の2倍のレバレッジをかけて取引することができます。
取引経験や取引スキルが必要になりますので、初心者にはおススメできません。
適当にやれば、あっという間に損失が膨らむ可能性があります。
Lightning FX(ビットコインFX)
Lightning FX(ビットコインFX)とは、FXのような為替取引をビットコインで行うものです。
先物取引とは違い、決済期日を決めずにいつでも取引できます。
先物取引と同じように買いだけではなく、売りから入ることもできますし、レバレッジをかけて最大2倍の額を取引できます。
こちらも取引スキルが必要になりますので、初心者にはおススメできません。
適当にやれば、あっという間に損失が膨らむ可能性があります。
bitFlyerクレカ
bitFlyerクレカとは、使うとビットコインがもらえる日本初のクレジットカードです。
通常はクレジットカードを使うとポイントがもらえますが、そのポイントがビットコインで貰えるのがbitFlyerクレカです。
0.5~1.0%相当のビットコインが貯まり、貯まったビットコインはビットフライヤーで売却できます。
さらに有効期限もありません。
Tポイントをビットコインに交換できる
こちらはシンプルに、Tポイントをビットコインに交換でき、逆にビットコインを使って決済するとTポイントが貯まる日本初のサービスです。
100ポイントからビットコインに交換でき、また500円以上のビットコイン決済を行うとTポイントがもらえます。
安心・安全の堅牢なセキュリティ
ビットフライヤーでは、以下のようなセキュリティ対策を行っています。
マルチ・シグネチャー
ビットフライヤーではマルチ・シグネチャー(マルチシグ)という仕組みを採用しています。
マルチシグとは、暗号資産(仮想通貨)を送付するために複数の署名を行う仕組みです。
署名のうち一つが消えても、複数の署名が必要となるためウォレットのセキュリティがより強固になります。
顧客資産の分別管理
顧客が預けた日本円は、ビットフライヤーの資金とは別の口座で管理されており、また顧客保有の暗号資産(仮想通貨)も、物理的に分離して管理されています。
コールドウォレットでの資産管理
ビットフライヤーでは交換や交付に必要な最小限のみをホットウォレットに保管し、残りをコールドウォレットで保管するような運用をされています。
多数のセキュリティロックと24時間監視システムにより、顧客資産はネットワーク環境から切り離された状態で厳重に管理されています。
ウォレットについてもっと知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
不正ログインの防止
ログイン情報を専用のアプリケーションで監視し、不正疑いのあるログインを制限しています。
さらに、顧客が出金申請をするには、2段階認証が必須となっています。
これ以外にも様々な対策を行っており、セキュリティ面において慎重になっていることが伺えます。
2018年から2019年に、国内外で取引所のハッキングによる流出事件がありましたが、ビットフライヤーはこれまで一度も被害を受けたことがありません。
bitFlyer(ビットフライヤー)を利用する注意点
レバレッジ取引について
ビットフライヤーではLightning futuresとLightning FXでレバレッジ取引ができます。
レバレッジ取引とは、口座に預け入れたお金(証拠金)を担保にして、預け入れたお金(証拠金)の何倍もの金額を取引できる取引方法です。
ビットフライヤーでは口座に預け入れたお金(証拠金)の最大2倍の金額で取引できます。
例えば、現物取引では1万円分の通貨を取引するのに対して、レバレッジ取引では2万円分の通貨で取引ができます。
現物5万円ではレバは10万円、現物10万円ではレバは20万円まで取引ができる違いがあります。
当然、利益がでれば大きな利益を期待できますが、失敗すれば損失があっという間に膨らむ可能性もありますので、レバレッジ取引をするには充分に注意が必要です。
レバレッジ取引とNFTについて
このレバレッジ取引は、現物取引のように実際に暗号資産(仮想通貨)の受け渡しや保有をするわけではありません。
NFTアートやNFTゲームなどを目的に暗号資産(仮想通貨)を購入するには、現物の暗号資産(仮想通貨)が必要であり、レバレッジ取引で取得した通貨では、仮想通貨ウォレットに移動させることができないので注意が必要です。
NFTアートを購入するためには、現物の通貨を購入するようにしましょう。
口座開設方法と入金方法について
ここからは口座開設の方法と入金の方法について扱います。
口座開設に必要なものは以下の3つです。
- メールアドレス
- 本人確認書類
- 銀行口座
口座開設はカンタンに無料でできますし、口座維持する手数料も必要ないので、とりあえず口座を開設しておくだけでも良いと思います。
口座開設方法の手順
- メールアドレスの登録とパスワードの設定
- 2段階認証の設定
- 本人確認書類の提出
- 申請完了
1.メールアドレスの登録とパスワードの設定
アカウント作成するために「新規登録」「登録」ボタンをクリックします。
下記のような画面がでますので、メールアドレスを入力し「無料で登録する」ボタンをクリックします。
登録したメールアドレス宛にパスワード設定画面に入るリンクが記載したメールが届きますので、リンクをクリックします。
次にパスワードを設定します。パスワードは9文字以上で入力し、アルファベット小文字、アルファベット大文字、数字・記号のうち2種類以上を組み合わせて設定します。
設定したパスワードは、ログイン時にも使用するので忘れないようにしてください。
最後に全ての項目にチェックを入れ、利用規約に同意し次へ進みます。
2.2段階認証の設定
次は2段階認証を設定します。
認証方法は、「携帯電話のSMSで受取る」「認証アプリを使う」「メールで受取る」の3通りあります。
「携帯電話のSMSで受取る」は、携帯電話番号を入力すると、SMSメールで認証コードが送信されてきますので、届いた認証コードを入力して「認証する」ボタンをクリックします。
「認証アプリを使う」方法は、google authenticatorなどの認証アプリをダウンロードして設定、そのアプリ内で表示された認証コードを、ビットフライヤー内の入力欄に入力します。
「メールで受取る」方法は、非推奨ですので割愛します。
3.基本情報の入力と本人確認書類の提出
基本情報を入力します。各必要項目を入力してください。
「名前」「性別」「生年月日」「携帯電話番号」「住所」「職業」「資産状況」「投資経験」などを記入していきます。
入力し終えると、「確認する」ボタンが表示されますのでクリックします。
下記のいずれかの方法で本人確認書類を提出します。
- 「クイック本人確認」
- 「対面での本人確認」
どちらも、「本人確認書類をスマホで撮影してアップロードする」という方法で提出しますが、「クイック本人確認」の方は、スマホで本人確認書類を撮影しオンラインで全て完結させます。
スマホからの入力が必要ですが、最短1時間以内に取引開始できますのでおススメの方法です。
「対面での本人確認」の方は、申請後に、登録した住所宛に郵送物が送られてきます。
佐川急便の配達員に対して本人確認書類を提示し、配達員が端末に情報を入力し本人情報を照合します。
登録した本人確認情報と本人確認書類の内容が一致すると、郵送物が渡されます。
その郵送物を受け取ると承認が完了し取引ができるという方法です。
「対面での本人確認」の場合は、郵便物の送付に数日間待つことや、郵送物の受取が本人のみだったり、配達員に本人確認書類の提示が必要だったりと、手間や時間が非常にかかります。
「クイック本人確認」で提出する場合:おススメ
「クイック本人確認」で提出する場合は、下記の手順で進みます。
- 利用する本人確認書類を選択する
- 本人確認書類を撮影する
- 自分をカメラで撮影する
下記のいずれかの一点の書類をスマホで撮影します。
- 運転免許証
- マイナンバーカード(通知カード不可、裏面不要)
- 在留カード(外国籍の方は必須)
さらに本人の顔写真を撮影してください。
最後に、「登録する」ボタンを押したら完了です。
完了後は、ビットフライヤーにて審査があります、登録したメールアドレスに審査結果が送られてきます。
日本円の入金方法
口座開設が完了したら、売買のタイミングを逃さないように日本円を入金しておくことをおススメします。
日本円の入金方法は、以下の3通りです。
- 銀行振込で入金
- インターネットバンキングで入金
- コンビニ入金
銀行振込で入金
ログイン後に、入出金メニューの「日本円ご入金」タブより、「お客様用日本円振込先」を確認します。
振込先として「三井住友銀行」「住信SBIネット銀行」のどちらか一方へ入金します。
振込手数料は自己負担です。
インターネットバンキングで入金
ログイン後に、入出金メニューの「住信SBIネット銀行」「イオン銀行」「その他の銀行(ペイジー経由で入金)」のいずれかを選択します。
その後画面で入金額を入力し、入金してください。
コンビニ入金
ログイン後に、入出金メニューの「一部のコンビニエンスストア(収納代行)を選択します。
その後の画面で入金額を入力し、画面の指示に従って手続きを完了してください。
仮想通貨は買うべきか?
以上で最後になります。
暗号資産(仮想通貨)は、「これからさらに普及していく」という意見もあれば、「仮想通貨に将来性はないよ」という意見もあります。
未来の事を予測するのは難しいですが、いずれにせよ新しいものを食わず嫌いでいるよりも、少しかじってみることで分かることも多くあります。
何事も経験に勝てるものはなく、経験は明日の自分を創るものです。
今回の記事を参考に、ほんの少しだけ仮想通貨の世界を覗いてみるのも良いと思います。
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